パッケージ

パッケージは、チームのモデル、ビュー、シート セット、およびサポート ドキュメントを束ねて他のチームと共有するためのコンテナです。この方法で共有をコントロールすることで、自分の仕事を準備できるとともに、他のチームの準備が整っていることを確認することができます。チームはパッケージをプレビューし、いつ設計環境に使用するかを決定することができます。これにより、定常的な変更による混乱が軽減され、すべてのチームが特定のバージョンで作業成果をフリーズすることができます。

注: パッケージの内容には、適切な権限があれば、Docs の関連する共有フォルダまたはチーム フォルダから直接アクセスできます。Docs では、ソース ファイルのダウンロードを含む、標準のファイル アクションを使用することができます。

パッケージを使用してチームの作業を共有し、他のチームの作業を表示する方法を紹介します。

新しいパッケージを作成する

注: パッケージを作成および編集するには、少なくともチーム フォルダに対する作成権限が必要です。
  1. Revit の作成者が最新のモデルおよびセットを Revit から Design Collaboration に公開したことを確認します。

  2. タイムラインの上で[パッケージを作成]をクリックするか、タイムラインを展開して、チーム行の右端にあるプラス ノード をクリックします。

  3. [コンテンツ ブラウザ]のドロップダウン リストを使用して、パッケージに含める項目を選択します。セット、モデル、サポート ドキュメントを含めることができます。

    • [セット]ドロップダウン リストを使用して、Revit で作成したビューまたはシート セットを参照します。特定のビューやシートを選択したり、セット自体を選択して、そこに含まれるすべてのビューとシートを含めることができます。
    • [モデル]ドロップダウン リストを使用して、パッケージに RVT モデルを含めます。[セット]ドロップダウン リストから選択したセットにモデルが含まれている場合、既定でそれらのモデルが選択されます。
    注: Revit の作成者が最新のモデルとセットを Revit から Design Collaboration にパブリッシュしたことを確認するか、[最新バージョンをパブリッシュ]オプションを使用してチーム スペースの内容が最新であることを確認することをお勧めします。
    • パッケージにサポート ドキュメントを追加するには、[ドキュメント]ドロップダウン リストを開き、[ドキュメントを追加]をクリックします。

      チームのフォルダから関連するすべてのサポート ドキュメントを選択します。サポー ト ドキュメントとして含めることができないファイル タイプの詳細については、「サポート ドキュメント」を参照してください。

  4. [追加]をクリックします。

  5. [保存]をクリックして、ファイルを保存します。

パッケージが作成され、下書きステータス(点線の状態)になります。これは、パッケージが共有されておらず、チームのみが表示できることを意味します。

パッケージを共有する

注: パッケージを共有するには、少なくともチーム フォルダに対する編集権限が必要です。
  1. 自分のチーム行 のドラフト パッケージ ノードをクリックします 。

  2. 正しい内容が含まれていることを確認します。

  3. [共有]をクリックします。

  4. [パッケージを共有]ダイアログ ボックスを使用して、パッケージ名を編集し、必要に応じて説明を追加し、[共有]をクリックします。

パッケージ タイムラインで、パッケージのノードにチームの色が表示されていることが確認できます。このパッケージ ノードは、他のチームが調査して使用できるように、[共有済み]行にある他のチームにも表示されるようになりました。

パッケージを使用する

パッケージの使用は、別のチームのパッケージを自分の環境に取り込んだことを意味します。その目標は、このパッケージを所有したり、その責任を負ったりすることではなく、自分が行った作業と他のすべてのチームの作業を一緒に組み合わせて参照することにあります。プロジェクト モデルに、そのチームの最新のモデルが表示されます。[使用済み]フォルダ内の他のチームのモデルにリンクしている場合は、リンクも更新されます。

パッケージは、そのステータスに従ってパッケージ タイムラインに表示され、各パッケージがどの程度チームによって使用されたかを示します。

ヒント: 他のチームのパッケージを使用する前に、そのパッケージを調査すると役立つ場合があります。

他のチームのパッケージを把握し、自分のチームが新しい変更を吸収できると確信した場合は、パッケージを使用することができます。

  1. タイムラインを展開し、関連する未使用のパッケージを表すノードをクリックします。

    未使用のパッケージは、タイムライン上で他のチームの行の横にある空の円として表示されます。次の例のいずれかのようになる場合があります。

    ノード タイプ 説明
    未使用のパッケージ。
    使用済みパッケージと未使用パッケージの組み合わせ。
    複数の未使用パッケージ。
    使用済みおよび未使用のモデルとパッケージの組み合わせ。
    ヒント: 場合によっては、単一のノードを選択するまで、複数のパッケージを表すノードを何回かクリックする必要があります。
  2. [使用]をクリックして、作業成果を自分のチーム スペースに取り込みます。

Revit の作成者が他のチームが使用しているオンライン モデルにリンクしている場合、それらの Revit リンクは自分のチームのオーサリング環境で自動的に更新されます。タイムライン上で、共有行のパッケージ ノードが塗り潰され、そのパッケージが使用されたことが確認できます。

既存のパッケージを再使用する

毎週同様のコンテンツを使用するリリースなどの既存パッケージが存在する場合、新しいパッケージの開始点としてそれを再使用することができます。

  1. 以前の共有ノードをクリックします。

  2. [再使用]をクリックし、以前の設定に基づいて新しいパッケージを開始します。

    新しいパッケージは、以前に共有されていたモデル、セット、ビュー、シート、およびサポート ドキュメントの最新バージョンを自動的に選択します。

  3. 必要に応じて新しいパッケージの選択項目を調整し、[共有]をクリックしてパッケージを共有します。

下書きパッケージを編集する

パッケージは、プロジェクトと共有するまでは下書きの状態です。進行中のパッケージを示す空の点線のノードがチームの行に表示されます。パッケージの内容を編集し、以前に選択した項目を確認するには:

  1. ドラフト パッケージ ノード をクリックします。
  2. パッケージの名前を編集し、必要に応じて説明を追加します。
  3. [編集]をクリックし、コンテンツ ブラウザを使用して、共有するシートセット、モデル、およびサポートドキュメントを選択します。
  4. [保存]をクリックして、ファイルを保存します。
注: 数日間パッケージを開いた状態にしておくと、Revit の作成者が新しいモデル、ビュー、またはシートセットをパブリッシュして、既にパッケージの一部として選択されたモデル、ビュー、シート セット、またはサポート ドキュメントを置き換える可能性があります。パッケージを最後に編集した後にファイルのバージョンが更新されたという通知が表示されます。既に確認済みのバージョンを維持するか、パッケージの最も新しくパブリッシュされたバージョンに更新するかを選択することができます。

最新のセットをパブリッシュする

チーム スペースのコンテンツを更新するには、[最新バージョンをパブリッシュ]オプションを使用します。このオプションでは、最新のセットを Design Collaboration 内に直接パブリッシュします。Revit にアクセスできないチーム メンバーも使用できます。

最新のコンテンツをパブリッシュするには、編集権限と Revit Cloud Worksharing へのアクセス権が必要です。

  1. [ホーム]ツールのチーム スペースで、[最新バージョンをパブリッシュ]をクリックします。

  2. [更新]をクリックして確定します。

    注: 更新中にセットや関連項目にアクセスすることはできません。