共有座標について

ここでは、複数のモデルおよびファイルを 1 つのプロジェクトに組み合わせるときに、共有座標を使用して各ファイルの相対的な位置を指定する方法について説明します。

Revit プロジェクトでは、プロジェクト内のモデルを構成する要素はすべて内部座標を持っています。これらの座標は、そのプロジェクトでのみ認識されます。他のモデルや外構に関連しない独立したモデルの場合には、これで十分です。しかし、モデルの位置を他のリンク モデルに知らせる場合には、座標を共有する必要があります。

共有座標ツールを使用してファイル間の相対的な位置を指定することにより、ファイル間の関係を管理することができます。共通する座標位置を指定してその位置をファイル間で共有するには、[座標取得]ツールまたは[座標公開]ツールを使用します。

ヒント: 共有座標は、単一のファイルから取得してください。この単一ファイルには、プロジェクトを構成するその他すべてのファイルの座標が設定されています。単一ファイルから座標を取得した後、それらの座標を他のファイルへ公開します。
注: Autodesk 360 でコラボレーションするときに、リンクされたモデルに座標をパブリッシュできません。「Autodesk 360 でコラボレーションを行う際に[取得]オプションを使用して共有座標を共有する」を参照してください。

推奨される共有配置の使用法

プロジェクトの重要な座標がリンク モデルまたはファイルにある場合(外構がリンクされている建物モデルなど)、座標はそのリンク モデルから取得します。

プロジェクトの重要な座標がホスト モデルにある場合(建物モデルがリンクされている外構など)、ホストからリンク モデルに対して座標を公開します。